クラフトビールのビアスタイル
最近飲食店などでも見かけることがあるクラフトビール。
クラフトビールとは地ビールみたいな感じのことです。
その地ビールをビールメーカーが商品化しだしたんですね。
昔はキリン、アサヒ、サントリーなどメーカーだけで分別していましたが、趣向も多様化しビールも細分化し始めました。
大手以外の会社が自社でビールを作りだしたんですね。
そこはキリンはすごいですね。その中小の会社等を取り込んだんですね。
大したものです。
キリンが色々なクラフトビールを楽しめるパック(飲食店向け)を作りました。
勿論自社のクラフトビールも組み込んでますが、他社のビールもしっかり打ち出しております。
クラフトビールの大きな特徴とも言えるのは
ビアスタイルです。
ビアスタイルとは製法の事でエール、ピルスナー、ペールエールなど聞いたことある様な名称から聞いたこと無いのもあります。
なにせ世界中で製法100種類以上あるらしいです。
そりゃキリンだけじゃまかないきれないわな。他社を組み込んだ理由がわかりました。
話は戻って、IPLやIPAが気になります。
キリンが出してるクラフトビールの名称の中でも記載があります。
しかもよく似た呼称。
違いは何でしょうか。
IPLとIPAの違い
ざっくりとはラガーとエールの違いです。
ラガー酵母を使うかエール酵母を使うかと言う素材の違い。
IPL,IPAの詳しくは「インディア・ペール・エール(ラガー)」の略。
イギリスがインド領にもって行く時の製法の様だ(インディアペールエールの由来)
しかし元々ラガーは無く
IPA(エール)が基本的な製法。
IPLはエールをラガーに変えた製法なだけで、IPAのブラッシュアップ版の様なものだ。
・エール
日本では馴染みが薄く、イギリスなどに多いらしいのだが、我々が嗜むスッキリして喉越しが爽快のものとは違うものの様だ。
・ラガー
ドイツなどで発展したビアスタイル。日本のメーカーのビールは概ねこのスタイル。
結局IPAとIPLの違いは?
そもそもインディアペールの製法ですが…
イギリスからインドに運ぶのに腐らない様にホップを大量に入れ込んだ。
→強い苦味が生まれたがウケた。
→インディアペールと言う製法が出来た。
・その大量にいれる製法のエール版がIPA(我々に馴染みが無い方)
・大量にいれる製法のラガー版がIPL(我々がよく口にする方)
つまりインディアペールエール(IPA)と言う人気の製法を世界的に馴染みのあるパターン(ラガー)で作ったのがIPLと言う半造語!?みたいにな結論です。
世界的にもラガーの方がよく流通しているのを考えると
至極当然に出来上がった製法なんですね〜。
グランドキリン